エルゴ試験データ
水質改善テスト:下水処理場ばっ気槽(沈殿分離後の上澄)水
試験条件/水路面積:1.0m2、処理剤:12.0m3
データ計測条件A/1.0m3/分流出、12分滞留、時間流量60m3
データ計測条件B/2.5m3/分流出、5分滞留、時間流量150m3
項目 | 単位 | 流入 | 流出 | 除去率 |
---|---|---|---|---|
PH | 6.9 | 7.4 | ||
BOD | ml | 96.8 | 2.2 | 97.7 |
COD | ml | 24.2 | 9.3 | 61.6 |
全窒素 | ml | 12.3 | 6.9 | 43.9 |
全燐 | ml | 7.0 | 4.3 | 38.6 |
懸濁物質 | ml | 50.7 | 4.2 | 91.7 |
項目 | 単位 | 流入 | 流出 | 除去率 |
---|---|---|---|---|
PH | 7.1 | 7.4 | ||
BOD | ml | 74.9 | 5.7 | 92.4 |
COD | ml | 34.0 | 11.5 | 66.2 |
全窒素 | ml | 18.6 | 14.3 | 23.1 |
全燐 | ml | 4.0 | 2.2 | 45.0 |
懸濁物質 | ml | 49.6 | 11.0 | 77.8 |
- 【BOD(Biochemical Oxygen Demand)】
- BODとは、生物化学的酸素要求量のことで、水質汚濁の指標の一つとされています。
また、生物化学的酸素要求量とは、水中の好気性微生物によって消費される溶存酸素量のことです。
20℃で5日間、放置した時に消費された溶存酸素量 (mg/L) と定義されています。 - 【COD(Chemical Oxygen Demand)】
- CODとは、化学的酸素要求量のことで、水質汚濁の指標の一つとされています。
また、化学的酸素要求量とは、酸化剤によって水中の被酸化性物質、主として有機物を酸化分解させ、その際に消費される酸素量 (mg/L) のことです。
臭気除去テスト:汚水処理浄化槽
試験条件/処理槽容積:15.2m3、1日処理量:35.8m3
使用ろ過材/改善前:プラスチックろ過材(8.72m3)、改善後:エルゴろ過材(6.98m3)
項目 | 単位 | 改善前 | 改善後 | 除去率 |
---|---|---|---|---|
アンモニア | ml | 0.2 | 0.1 | 50.0 |
メチルカプタン | ml | 0.011 | 0.001 | 90.9 |
硫化水素 | ml | 0.041 | 0.012 | 70.7 |
臭気濃度 | 230.0 | 42.0 | 81.7 |
経日テスト:120日間
テスト容器/内径:0.3m、深さ:1.3m、面積:0.07m2
テスト条件/1バス、体積:0.09m3
処理剤/エルゴ(5〜35mm) ※400mmに充填
経過 | 透視度(cm) | PH | SS(mg/l) | BOD(mg/l) | COB(mg/l) | T-N(mg/l) | T-P(mg/l) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
11日経過 流入 流出 除去率 |
2.0 5.0 |
6.6 7.0 |
23.0 7.5 67.4 |
14.6 3.5 76.0 |
8.0 7.9 1.3 |
4.0 0.6 85.0 |
0.1 0.08 20.0 |
98日経過 流入 流出 除去率 |
2.0 6.5 |
6.8 7.0 |
28.0 8.7 68.9 |
14.0 5.6 60.0 |
11.9 8.7 26.9 |
5.0 0.8 84.8 |
0.18 0.12 33.3 |
198日経過 流入 流出 除去率 |
2.0 5.5 |
6.6 6.8 |
20.6 10.2 50.5 |
11.6 3.8 67.2 |
12.0 6.0 50.0 |
5.5 0.8 85.5 |
0.27 0.13 51.9 |
全期平均 流入 流出 除去率 |
2.2 5.6 |
6.8 6.9 |
21.9 7.8 64.4 |
12.9 4.6 64.3 |
11.4 6.5 43.0 |
4.5 0.6 85.8 |
0.15 0.09 40.0 |
以上の結果、200日の経日テストでは、その効力にほとんど変化がなく、長期間の使用に耐えることが出来ると考えられます。
※処理剤(エルゴ)は、時間流量の10%以上、滞留時間については5分以上が必要量としました。