カーボマックスは、現在社会問題になっているゴミの再利用と自動車リサイクル法を視野に入れ、特に今後廃棄物として問題視されてくるであろう自動車用バッテリーの再利用および長寿命化を考えて創られました。
カーボマックスをバッテリーに投入することで、不導体である硫酸鉛に電子の橋渡しを行い化学反応を活性化、バッテリー劣化の最たる原因とされているサルフェーションを取り除くことにより、通常のバッテリーの場合は寿命が飛躍的に延び、中古バッテリーの場合は性能が蘇るという優れものです!
近い将来に必ずやってくる社会問題を少しでも無くし、ゴミ=自動車用バッテリーの再利用をこの機会に考えてみませんか?
鉛蓄電池は、歴史が古く技術的に成熟しており、現在自動車をはじめ産業界では広く一般的に使用されています。
1995年には全世界で3億個、日本国内だけでも5,500万個のバッテリーが生産され、そのバッテリーがどのように廃棄処分されているのか、建前上は精錬所にて最終処分されていることになっていますが、上記の数量から見て実質的に正常な廃棄処理は不可能と思われ、その実態は不明です。
一般的に鉛蓄電池の寿命は2〜3年と言われています。
一方、廃棄物の観点から見ると、大量の鉛蓄電池が不法に廃棄物として捨てられている現状があり、現時点ではそれほど表立って問題視されてはいませんが、将来的には必ず社会問題になるに違いありません。
こんな問題を抱えるバッテリーを有効利用するために開発されたのが、カーボマックスです。
バッテリーは、放電・充電を繰り返して使用されます。
その過程では、それぞれの極板において、以下のような化学反応が起こっています。
+極 | −局 |
---|---|
二酸化鉛(PbO2)+希硫酸(H2SO4) ↓放電 硫酸鉛(PbSO4)+水(H2O) ↓充電 二酸化鉛(PbO2)+希硫酸(H2SO4) |
鉛(Pb)+希硫酸(H2SO4) ↓放電 硫酸鉛(PbSO4)+水(H2O) ↓充電 鉛(Pb)+希硫酸(H2SO4) |
この化学反応の過程で、放電により生成された硫酸鉛が充電により100%二酸化鉛に戻れば、理論的にはバッテリーの寿命は無限になるのですが、ご存知のように数年でバッテリーの寿命が来てしまいます。
この原因は、放電により生成された硫酸鉛が完全に二酸化鉛に戻ることが出来ず、徐々に極板に蓄積されてゆくためです。
この硫酸鉛は電気を通さないため、充電する際には抵抗となり、電圧だけが上昇し電流を蓄えることができなくなります。
また、同時に化学反応が行われる極板面積も少なくなり、電圧も下がってきます。
このような作用の結果、バッテリーは弱ってゆき、使えなくなります。
この問題を解消し、バッテリーの再利用および長寿命化を実現したのがカーボマックスです。
バッテリー劣化の原因であるサルフェーションを除去する方法としてよく耳にするものにパルス波による除去法があります。
それでは、このパルス波による除去方法とカーボマックスによる除去方法とでは、どのような違いがあるのでしょうか?
まず、パルス波による除去方法ですが、これはパルス充電器によってバッテリー内部にパルス波を流し込み、極板に付着した硫酸鉛の結晶をイオン分解し、バッテリー内部の科学反応を促進させることによりバッテリーの性能を回復させるのですが、使用する充電器の種類やパルス波の強さを間違えてしまうと極板が傷んでしまったり、極板から強制的に剥がされた硫酸鉛の塊がバッテリー内に沈殿してしまうなどの問題を引き起こす可能性があります。
また、パルス波によってせっかくサルフェーションを除去しても、時間の経過とともに再び極板に硫酸鉛の結晶が付着してしまうという問題もあるのです。
もちろん、再度パルス波によってサルフェーションを除去してあげればいいのですが、サルフェーション除去の度に極板を痛めるリスクが増えますし、頻繁にバッテリーの状態を気にしてパルス充電するのも手間ですよね。
一方、カーボマックスによるサルフェーション除去法では、カーボン粒子がスポンジ状になっている正極活物質の中まで入り込み吸着されることにより、バッテリー充電時の導電性がより高まり、不導体である硫酸鉛に電子の橋渡しを行い、バッテリー内部の化学反応を促進させます。
つまり電気が通らずに極板表面で固まっていた硫酸鉛の結晶が、カーボンによる電子の橋渡しで徐々に化学反応が行われるようになり、硫酸イオンが電解液中に溶出して比重値を回復、バッテリーの性能が回復します。
また、パルス波によるサルフェーション除去法との一番の違いは、カーボマックスはサルフェーション除去後も極板表面をコーティングすることにより、再度のサルフェーション現象を起こりにくくすることで、バッテリーの寿命を飛躍的に延ばすだけでなく、メンテナンスの手間を大幅にカットしてくれるというメリットをも生み出してくれます。
ちなみにカーボン粒子は、乾電池でもご存知のように導電性を高めるために使用されている物質ですので、極板を覆ってしまっても抵抗になったりする心配もありません。
手間をかけずにバッテリーを長持ちさせる、これが賢いバッテリー長寿命化の選択肢です。
※カーボマックスの効果を十分に発揮するためにも、1年に1度の注入をおすすめしております。
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